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それぞれの後編
第4章 硝子の初恋〜第一章〜【王子様】
高校時代はショートだった髪は、栗色に染められふんわりとパーマが掛かっている。

なのに幼く見えるのは、クリクリとよく動く大きな瞳のせいだろう。

その大きな瞳を忙しく動かし、神崎 まゆな(かんざき まゆな)はお目当ての彼の姿を探した。


まゆなが大学を卒業し、社会人になって初めてのクリスマス。

一年早く社会人になったまゆなの彼は高校の時からの夢を叶え、イベント企画の仕事をしている。


高校1年の時から付き合っているから、まゆなが彼とクリスマスを過ごすのは今年で8回目。

さすがはイベント企画の仕事をしているだけあって、イベント時のサプライズに、まゆなは毎回感激させられている。


(今年はどんなクリスマスにしてくれるのかな? )


7時に駅南口で待ち合わせ。

クリスマスを楽しむ人たちでごった返す場所でも、すぐに見つけられる。

何故かと言えば、まゆなの彼の周りはいつだって、たくさんの女の人で人集りが出来ているから─────…。
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