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第11章 悪魔な真実っ!？

「ごめんね～シドくん、ちょーっと目を離した隙にいなくなっちゃって..」

夏美が苦笑いして安西くんを見た。

（こいつら..二人で盛り上がってたな？）
そう思いながらも、私はいいよ、と答えた。

「でも、浩二が先に教室に帰ってきたんだけど..もしかして修羅場った？」

ちょっと期待ぎみに私を見る夏美に呆れた。

「もう!大丈夫だったよ～まぁもう付き合ってた頃の話はお互い忘れたことになったから、よろしくねっ!」

そういうと二人は不思議な顔をしながら、頷いた。