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第15章 悪魔な再会っ!？

ぎゅっとお父さんの袖を握りしめると、優しく私を見た。

「どのような状況だ？」

「もはや命はないかと....」

男の言葉に、私は叫んだ。

「いやっ!いやだ!」

するとお父さんが私の背中をさすりながら言った。

「落ち着け。コヤツは相手を苛めるのが好きなのだ。」

すると男がふっと笑い、また真顔になった。

「まだ大丈夫です。生きておられます。」
（シド....）

城に向かって歩きながら、男が私たちに言った。

「しかし時間の問題です。魔王様は相当お怒り。特に、彼の身分を知ってさらに怒り狂っておられました。」

（身分..？）

「お前たちはまだ魔王を下ろそうと企んでおるのか？」

「勿論です。これまでに..何人もの仲間が犠牲になりました。」

（犠牲....神谷..ううん、魔王は一体なにをしてきたの..？）