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只今、悪魔で調教中
第16章 悪魔な本心っ!?
「シドは..王族であることを知っていたんですか?」
私が聞くと、頭をふった。
「物心つく前からワシと二人で暮らしていた。それに..王族である背中の印はワシが焼いて消した。」
「あのやけどは..」
「そうだ。今更王族だと帰ってきた所で、息子が痛い目をみるのはわかっていた。だから普通の子として育てた。」
「次の王はシドに....」
私が聞くと首をふった。
「わからぬ。シド自身が望めば、だ。」
「....」
「優奈とやら。シドが目覚め..魔王が目覚めたら人間界に帰してやる。」