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婚外恋愛
第1章 逢瀬その1
楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
帰る時間が来たのだ。
今日、磯田は自分の車で来ていた。
なんの躊躇もなく美智は車に乗り込んだ。
磯田の車はランドクルーザーだ。
かなり大きな車である。
美智の自宅は横浜市都筑区にある港北ニュータウンの一角にあった。
「じゃ、家まで送るから」
「ありがとう」
磯田はそう話すと車を出した。
車は滑るように246を横浜方面に走ってゆく。
深夜の道路は空いていた。
程なくして、美智の家の近くまで車は来てしまった。
ご近所の人に見られたら困ると思ったので、家の近くのバス停で車を停めた。
「今日はありがとう」
「いや、どーいたしまして」
磯田はそう言うと笑って見せた。
尚も話始める。
「俺たちお互い結婚してる訳じゃん?だからお互いの家庭は壊さないって約束してくれる?」
「ええ、もちろん」
「なら、良かった」