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私と彼の8日間
第8章 7日目
「なんでぇ..?泣きたいのはこっちだよマサキくん..」

私が言うと、口を開いた。

「....梓が虎狐女の番張ってたことは知ってたよ。」

「え..?」

「本当は梓のこと、入学式で見つけてすぐ調べた。僕の興味本位でね。それからちょっとして、梓が教室で僕にぶつかった時、小説が落ちて拾ってあげた..」

「あっそういえば....」

(そんなことあったな..けど..どうして急に....)


「ちらっと表紙見たら、親父の小説で...びっくりしたけどちょっと嬉しかった。そしたら今度同級生について書くっていうから、僕が梓のこと話したんだ。」
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