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私と彼の8日間
第8章 7日目
「な、ななななな何で!?」

私から出た言葉はそれだった。

すると困ったように首を傾げた。

「何でって..わかんないけど。僕は梓が好きなのかも。何せ、僕は女を好きになったことがないからわからない。けど....そうなんだと思う。」

そういって一人で頷く。

(..なんですとーー!?)

クラッとしながら身体を支え、私は震える声で聞いた。

「す、すすすす!?...で、.でも..女の子とは仲良くやってたみたいだし..マサキくんはモテるだろうし..」

「小・中は変な噂が広がりすぎて、みんな好奇の目で見てた。だから信用できなかった。高校も大学も寄ってくる女はみんな顔目当てだってわかってたから。だから作り笑いして、本当の自分は見せられなくて..」

「本当の..?」

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