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私と彼の8日間
第16章 Ⅴ日目

もう夕方なのにまだ辺りは明るい。
川縁をぶらぶらと散歩をしていると、前から手を繋いだカップルがやってきた。

(..あ..)

「よう!松田じゃね!?」

男が声を上げ僕に向かってきた。

「小林。久しぶり。」

高校時代の友人だった。

「なに~?知り合い?」

彼女が僕を見て、小さく頭を下げた。
雰囲気が少し梓に似ていてびっくりした。

「ああ。高校時代の友達!松田っていうんだ。」

「こんにちはー」

「どうも。」
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