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私と彼の8日間
第3章 2日目

(松田君に見られたくない..!)

私はそう思って作り笑いをして、冴子の後ろに立つ男の子を見た。

「..彼氏?」

「そー!ねね、梓だよ!」

「..うっす。噂には聞いてるっす。」

「そ、そうなんだ。」

腕の入れ墨を見て、どうしても乾いた笑いになってしまう。

その時 映画の上映案内が流れた。

「あっ私らのだ!じゃあね梓!また遊ぼーよ!」

「う、うん、ばいばい!」

私は小さく頭を下げる彼氏くんにも手を振って、息をはいた。
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