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第24章 私と彼と新参者

「俺、店に行ってジャージ取ってくる。恥ずかしいならコレで隠しといて。」

「あ、ありがと..」

私は素直に受け取ってエプロンを抱え込むように隠した。

「鍵閉めといて。俺がノック３回したら開けて。」

頷くと、ふっと笑って部屋を出ていった。すぐに鍵を閉める。
席に座ってじっと田所君を待った。

（..私何してんだろ...ていうか田所君と二人きりってダメな気がする..）

昨日のキスを思い出して顔が熱くなった。

（好きって..私を....いつからだろ？ｻﾔｶが言ってたのってこのことだったのか..）
「とりあえず、私はマサキ君が好きだし..ちゃんと断らなきゃ!」