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少し愛して
第2章 逢瀬
そう佑貴は千佳にソファーベッドに腰かけるように言った。
ソファーベッドに腰かけた。
「飲もうよ…」
「そうね…」
二人はそう言うとまた飲み始めた。
また、色々と話しながら飲んでいた。
少し酔っぱらってくると千佳は吉田との関係を佑貴に話したくなってきた。
「福山くん、吉田さんとの事だけど…」
「それ以上言わなくていいよ…」
そう言うとキスをしてきたのだった。
そのキスはまったりとしていてそれでいて舌を思い切り絡ませてくるキスだった。
「福山くん…」
そう言うと千佳は黙ってしまった。
佑貴は吉田との関係も知っていたのかもしれない。
それをあえて言わせなかったのだ。
千佳は佑貴の優しさをこの時感じたのである。