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少し愛して
第2章 逢瀬
翌朝…。
千佳が目を覚ますとベッドに腰かけて佑貴がタバコをくゆらせていた。
「おはよう」
佑貴が笑顔でそう言ってくる。
「おはよう」
千佳はそう返した。
すると、佑貴はタバコの火を消しキスをしてきた。
そのキスはちょっとタバコの香がして少し苦かった。
千佳はタバコを吸わない。
お互い激しくキスを繰り返していた。
時刻はすでに正午であった。
窓の外から子供の遊ぶ声が聞こえていた。
激しいキスをしながらまた佑貴は千佳の身体を押し倒した。
「俺たちダメだな…」
そう言うと笑うのだった。
二人は笑いながらキスを繰り返していた。
佑貴は千佳の首筋に唇を這わせてくる。
微かに喘ぐ声が聞こえてきた。
「ふ、福山くん、外に聞こえちゃう…」
「いいさ、外に聞こえても…声出しなよ…」
二人はまた朝からセックスをしたのだ。
この二人の密かな付き合いは続いてゆくのであった。