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ゴミ収集車のイケメン達
第2章 リサイクルくる 資源ゴミの日男子
「山口凛子でーす」

酒が入った凛子は軽いノリで挨拶した。


「奥さんは?」


ゴミのお、いや柳瀬さんが私に聞いてきた。


「木下和美です。ちなみに奥さんじゃありません」


「これは、失礼致しました。和美さん」


いきなり下の名前でドキリとした。


「いえ…子供はいますから、いいんですけど…」


「バツ付きですね、僕と一緒だ」


とニコリとまた微笑む。


「そうなんですか?」


「そうなんですよ、まあでも人間もリサイクル出来るから、まだまだ諦めてはいませんよ」


イタズラな目でお髭の口角が微かに上がる。


「ぷっ…リサイクルっ」


私は思わず吹き出してしまった。


さすが、資源ゴミのお兄さん、リサイクル…ですか。



「あ、せっかくだから乾杯しましょうか?」


そう言って、届いたばかりのサワーグラスを持ち上げた。





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