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因果応報
第8章 暗転
その後のことは、実はあまり覚えていない。
多分、手術の影響もあって、
記憶が曖昧だったり、前後関係も正確に覚えていられなかったんだろう。


松本杏奈がラインナップしてくれた中から、
一番自宅に近い大学病院を選んで電話をしたら、
翌週の予約が取れて、
結構イケオジの脳外科医に持参したMRIの画像を診てもらって、
更にそこでもMRIを撮られて、
すぐに「開頭手術をしましょう」と言われた。


カテーテルでは無理な場所と大きさと言われて、
入院日と手術日の調整をされて翌週に入院をした。


実家の母が来てくれることになって、
松本杏奈が新幹線駅に迎えに行ってくれて、
一緒に病院にも来てくれた。


手術は長時間に渡ったけど無事に終わったけど、
開頭して、近くの血管を止血しようとした瞬間に動脈瘤が破裂して、
本当に大変だったそうで、
説明を聴いた母は動転して泣いてしまい、
松本杏奈がずっと付き添っていてくれたようだ。


手術が遅れたら、
頭の中で破裂していたタイミングで、
そういう意味でもギリギリだった。



ホテルを取るのも勿体無いからと母が言ったようで、
アタシの部屋に母と松本杏奈が行って、
あまりにも酷い状態で、
その日は松本杏奈が手配したホテルに母は泊まって、
翌日、松本杏奈と母で片付け始めてはみたけど、
とても手に負えなくて、
結局、その翌日に彼女が手配した業者が入って、
あの汚部屋をすっかり綺麗に片付けてくれたらしい。

それもこれも、後から母から聴いた話で、
アタシはそんなことも知らずに、
暫く入院していた。
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