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因果応報
第2章 いけすかないオンナ
苛つきながらシャツのボタンを止めて鏡を見る。
若い頃、散々日焼けしたのと、
元々の地黒。
それにお酒や煙草のせいもあって、
肌荒れしてる。
それを隠すように高い美容液を試したりエステに行っても、
たいして改善しないから、
厚化粧をしてて、
それもちょっと剥げていた。
それに比べて、松本杏奈は、
殆どノーメイクのくせに、
真っ白ですべすべの肌をしている。
少し開いた胸元の曲線の美しさは、
女のアタシでも時々うっとりするほどだ。
でも、腹が立つ。
いつも、最後は、あのオンナに負けた気持ちになる。
ほぼ同期で中途採用。
彼女は大卒だか院卒とかで、
最初から係長スタートだった。
アタシは短大卒だけど、
前職でとても「懇意にして貰っていた」オジサマの紹介のおかげで課長代理スタートで、
更に彼女を蹴落とす為と、自分だけ昇進する為に、
「あれこれ」して、
半年で課長になった。
彼女はまだ、係長止まり。
それなのに、
課長職のアタシより彼女の方が仕事が出来ると周りに思われているのは、
会話のあちこちから感じていた。
もっと、蹴落としてやる。
そう思いながら、
タクシーで帰宅した。
若い頃、散々日焼けしたのと、
元々の地黒。
それにお酒や煙草のせいもあって、
肌荒れしてる。
それを隠すように高い美容液を試したりエステに行っても、
たいして改善しないから、
厚化粧をしてて、
それもちょっと剥げていた。
それに比べて、松本杏奈は、
殆どノーメイクのくせに、
真っ白ですべすべの肌をしている。
少し開いた胸元の曲線の美しさは、
女のアタシでも時々うっとりするほどだ。
でも、腹が立つ。
いつも、最後は、あのオンナに負けた気持ちになる。
ほぼ同期で中途採用。
彼女は大卒だか院卒とかで、
最初から係長スタートだった。
アタシは短大卒だけど、
前職でとても「懇意にして貰っていた」オジサマの紹介のおかげで課長代理スタートで、
更に彼女を蹴落とす為と、自分だけ昇進する為に、
「あれこれ」して、
半年で課長になった。
彼女はまだ、係長止まり。
それなのに、
課長職のアタシより彼女の方が仕事が出来ると周りに思われているのは、
会話のあちこちから感じていた。
もっと、蹴落としてやる。
そう思いながら、
タクシーで帰宅した。

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