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さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~
第3章 SideⅢ(沙絢)~Merry go round~
「黙って。今はまず俺の話を先に聞いてくれ。俺がお前に電話をかけたのは間違いが元だ。仲閒が電話番号を書き間違えたのか、俺がとち狂ったのかは判らない。でも、俺はあの間違い電話が運命だったんだと思ってる」
「運命?」
そう、と、彼は頷いた。
「俺は別に運命論者でもない。むしろ、迷信なんか糞食らえと思ってるような現実主義者なんだ。でも、どういうわけか、不思議と一週間前のあの夜は神さまが俺にくれた最後のチャンスだとしか思えない」
「運命?」
そう、と、彼は頷いた。
「俺は別に運命論者でもない。むしろ、迷信なんか糞食らえと思ってるような現実主義者なんだ。でも、どういうわけか、不思議と一週間前のあの夜は神さまが俺にくれた最後のチャンスだとしか思えない」