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第3章 ＳｉｄｅⅢ（沙絢）～Ｍｅｒｒｙ　ｇｏ　ｒｏｕｎｄ～

「高校は今年の九月から全然行ってないの。十月からコンビニとお花屋さんでバイトしてる。花屋は昼間に行って、コンビニは夕方四時から七時まで。夜間は女の子は雇って貰えないのよ。私の方は一向に構わないんだけどね」
「そりゃそうだろ。女の子が深夜にたとえコンビニでだってバイトするなんて不用心だぞ」
　あたかも自分のことのように真顔で言う彼に、沙絢は少しだけ笑って見せる。