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さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~
第5章 SideⅤ(光樹)~誤解~
でも、少なくとも沙絢と出逢ってからは、他の女には触れるどころか眼を向けたこともない。丁度、一年前に元カノと別れてから、幸か不幸か女っ気は久しく絶えていた。前の彼女は彼とは同業、つまり、夜の仕事をしている女だった。N駅前のビルに入っているスナックでホステスをしていた。
性格はともかく、身体の相性は悪くはなかった。彼女は店に来た男性客とアフターにはよく行っていた。店がそれを暗黙に認めていて、それで入る金はすべてホステスに入るから、余計にそういうところもあったのだろう。
性格はともかく、身体の相性は悪くはなかった。彼女は店に来た男性客とアフターにはよく行っていた。店がそれを暗黙に認めていて、それで入る金はすべてホステスに入るから、余計にそういうところもあったのだろう。