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『私』の掃き溜め
第35章 とあるアラフォー夫婦のデート…の話

膣の一番奥にある…、
子宮口の所に…指先が届いて。
くちゅくちゅ…と指を出し入れされる度に、
トントンと奥をノックして来る。
「ふぅ…ぁ、んんんっ…!あ、んん゛んぅ」
自分の身体の芯に…蓄積されて行く快感。
他の場所に比べて、快感を貯める器が
大きくて…深い…分、その快感が
開放される時の反動も大きくなる。
「んああぁぁ゛ああっ…ンんんッ―――!!」
奥を…責められると…、
快感が強い分…こっちの声も
穏やかな物では無くなって居て。
叫び声…に…近い様な…声になって行く。
部屋は決して狭くないけど…、
自分の喘ぎ声が大きすぎて、
反響して響いて聞こえる。
キスで唇を塞がれて、
ギュッと左手の指を握られる。
身体の奥に蓄積する快感が
一気に膨張して…弾け飛ぶ。
「んああああっ、は、あ、あ、あっ…
ああ゛ああぁ―――――んぅ…ンッ…」
深い…、大きな絶頂の波の余韻に
酔いしれる様にして身体が震える…。
失った酸素を求める様にして、
はぁはぁと荒い呼吸を繰り返して。
束の間…だけ…与えられる、
インターバルに自分の呼吸を整える。
ゆっくりと…自分の中の
旦那さんの指が…奥を刺激して来て。
ビクビクっと…身体が…
奥から湧き出る快感に震えて跳ねる。
言うなれば…、最適解…。
私の一番感じる場所を、
私の一番感じる刺激とリズムと強さで。
子宮口を揺さぶられてしまって。
子宮全体に快感が広がって
ギュウウっと子宮が強く収縮する。
「あっ、あぅ、んっ、ああぁ、あっ
んんっ、はぁ、ああぁああ゛―――――ッん!」
子宮口での2回目の絶頂を迎えて。
ベッドの上で大きく背中を反らして。
深い快感に酔いしれると
ポスッと…ベッドに背中を預ける。
深い大きな絶頂の波に…
ぼんやりと…放心状態になりながら。
ある事を考えていた。
ベッドに入ってから
全然時間が経ってないんじゃないかって。
普段ならベッドの上で
ねっとりと抱き合いながらキスをして、
ねっとりと胸の先をしつこく弄る
あの時間が無かったのだから。
それと同時に…ある事に気が付いた。
自分が生理だってすっかり忘れてたのだ。
違和感…、そう違和感。

