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Autamoon(秋月夜)
第11章 酒淫(しゅいん)
①
酒淫(しゅいん)
お酒を飲んで暴れる人を酒乱と呼びますが…
じゃあ、お酒を飲んで、酔って、淫らになる人は何て呼ぶのでしょうか?…
わたしは『酒淫(しゅいん)』だと思うのです…
なぜなら…
わたしがそうだから…
あれは…
大学入学してすぐの新歓コンパ…
わたしが初めてお酒を飲んだのは…
大学に入学をし、無理矢理連れていかれたサークルの新歓コンパでした。
わたしはそれまでは田舎の女子高で、東京の、いい大学に入りたくて必死に毎日勉強だけをしてきた女子…
テレビでチヤホヤされる女子大生を見て…
『東京の、いい大学に入れば人生花開くんだ』
そう思い、決心し、高校時代は必死に勉強一筋の青春でした。
その甲斐あって見事、第一志望のブランドと云われる某大学に合格しました…
『よし、いよいよ大学デビューするぞ』
まずはファッション…
必死に雑誌をチェックし、髪型を決め、洋服を買い漁ります。
次に化粧…
思い切って渋谷の某デパートの有名化粧メーカーのお店の美容部員のお姉さんから化粧のレクチャーを受けました。
そして、よく東京はわからないけど、名前を知っている地名の『吉祥寺』にアパートを借りました。
あ…
わたしの家は、田舎で云う処の名家でお金持ちなんで、金銭的な心配はありません。
そして、春…
満を持して上京し、無事に大学に入学をし、そしてウキウキな流れで、誘われるままに某サークルの新歓コンパに参加したのです。
「さあっ、イッキ、イッキ、イッキ…」
そして周りの先輩方から勧められるイッキコールの勢いのままに、初めてのお酒をグイグイ、ガンガンと飲んでいきます。
「おおー、強えぇ…」
そう、わたしはお酒は初めて飲んだのですが…
どうやら強いのです。
きっと家系なのでしょう。
ウチの家族、いや、先祖、親戚、皆、大酒飲みなのです。
だから、初めてのお酒にもかかわらず…
強い…
いや、強いが故に、大量にお酒が飲め…
初めてのお酒が故に、限界がわからなかった…
そして…
意識を無くしてしまったのです…
酒淫(しゅいん)
お酒を飲んで暴れる人を酒乱と呼びますが…
じゃあ、お酒を飲んで、酔って、淫らになる人は何て呼ぶのでしょうか?…
わたしは『酒淫(しゅいん)』だと思うのです…
なぜなら…
わたしがそうだから…
あれは…
大学入学してすぐの新歓コンパ…
わたしが初めてお酒を飲んだのは…
大学に入学をし、無理矢理連れていかれたサークルの新歓コンパでした。
わたしはそれまでは田舎の女子高で、東京の、いい大学に入りたくて必死に毎日勉強だけをしてきた女子…
テレビでチヤホヤされる女子大生を見て…
『東京の、いい大学に入れば人生花開くんだ』
そう思い、決心し、高校時代は必死に勉強一筋の青春でした。
その甲斐あって見事、第一志望のブランドと云われる某大学に合格しました…
『よし、いよいよ大学デビューするぞ』
まずはファッション…
必死に雑誌をチェックし、髪型を決め、洋服を買い漁ります。
次に化粧…
思い切って渋谷の某デパートの有名化粧メーカーのお店の美容部員のお姉さんから化粧のレクチャーを受けました。
そして、よく東京はわからないけど、名前を知っている地名の『吉祥寺』にアパートを借りました。
あ…
わたしの家は、田舎で云う処の名家でお金持ちなんで、金銭的な心配はありません。
そして、春…
満を持して上京し、無事に大学に入学をし、そしてウキウキな流れで、誘われるままに某サークルの新歓コンパに参加したのです。
「さあっ、イッキ、イッキ、イッキ…」
そして周りの先輩方から勧められるイッキコールの勢いのままに、初めてのお酒をグイグイ、ガンガンと飲んでいきます。
「おおー、強えぇ…」
そう、わたしはお酒は初めて飲んだのですが…
どうやら強いのです。
きっと家系なのでしょう。
ウチの家族、いや、先祖、親戚、皆、大酒飲みなのです。
だから、初めてのお酒にもかかわらず…
強い…
いや、強いが故に、大量にお酒が飲め…
初めてのお酒が故に、限界がわからなかった…
そして…
意識を無くしてしまったのです…