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担当とハプバーで
第6章 墓まで連れ添う秘密たち

「ん、く……」
 今度はむせずに飲めた。
 それでも鼻水と唾液で顔はベシャベシャだし、顔を上げるのも躊躇ってると、両肩を優しく起こされた。
「わ……今、見ないで」
 急いで手で顔を隠すと、濡れた手のひらに柔らかいものが当たった。
 唇が愛しそうにキスをするから、つい、手を下ろしてしまう。
「やっぱすげえわ。全然もたない」
「でも、今日乱暴だった……」
 掴まれて乱れた髪が不満でこぼすと、笑いながら枕元のタオルで顔をぽんぽんと拭かれる。
「ごめん」
 さらりと。
「ちょっとハグさせて」
 そう言うと両手を背中に回して、ぎゅうっと包み込まれた。
 イッたばかりのせいかすごい心臓がどくどくしてる。
 それを意識してしまってこっちまでドキドキ。
「ここ予約する時さあ……」
「うん」
「終電前に帰られたら、ひとりで朝まで過ごすの地獄じゃねって思ってた」
「ふふ……確かに」
「だから嬉しい」
 頬を触れ合い、幸せに笑う。
「私こそ」
 こういう時間を、何年も望んでた。
「にしても当たり前みたいに飲むんだな」
「やっ、だって、前も……言ったじゃん」
 急に指摘されて顔が熱くなる。
 ハヤテは手首に着けてたヘアゴムで髪を縛り直した。
 ああ、やっぱり縛ってる方がハヤテって感じがする。
「全く嫌じゃないんだ」
「……うん。別に、味が好きとかじゃなくて……ただなんか、愛しくて」
「可愛いこと言うと勃ってくるじゃん。ほら、うつ伏せになって」
 見下ろすと、もう硬くなってる。
 若さの凄さなのか、特殊なのか。
 復帰の早さに感動してしまう。
「すごいね……本当にすごい」
「まじまじ見ながら言うのやめて。はい、そのまま腕組んで頭乗せて。そうそう、足だけちょっと開いて……力抜いてて」
 言われるがままにうつ伏せに寝転がって、これから後ろから入れられるんだと意識すると、期待で心臓がどうにかなりそう。
 熱い先端が太ももをなぞりながら奥に進んで、入口に当たった。
 覆い被さるように重なったハヤテが、両手を顔の横について、シーツにシワがよる。
 焦らすようにちょっとずつ割り入ってくる。
「は、はやく……」
 つい手を伸ばして掴みたくなる。
「いっ」
 入れてと言うのを待ってたみたいに一気に挿入される。
 湯船で弄られたのに、まだキツイ。
「はあ、狭いな……」
 でも、痛みを興奮が上塗りする。
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