この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
担当とハプバーで
第7章 皮肉のパーティ

 口を開いて、舌を突き出す。
 先端に触れると、ピクリと上に動いた。
 べたりと舌全体を密着させて、丸みに沿って円を描く。
 唾液が伝っていくのを、握った右手で受け止める。
「そうそう。期間空いても上手いな」
 祥里がヨシヨシと頭を撫でる。
 昔はこれがすごく嬉しかった。
 だからもっと上手くなろうと。
 毎日のように咥えてた。
 今は二ヶ月ぶりのそれが、ハヤテのよりも臭いが強くて、シワが寄って皮がぶにりとするのが不快で。
 でも、射精させてあげたい、と願ってしまう。
 ぢゅ、ぢゅと棒の側面に吸い付いて、脱力した舌を細かく左右に震わせながら舐め上げる。
 パクリと先端を咥えて、なるべく空気が入らないように口の中をすぼめながら、ググッと喉奥に押し込んでいく。
 硬さと太さを増したそれが、口内を埋め尽くす。
「は……っ、もっと強く吸って」
 祥里の言葉に無条件で従ってしまう体。
 一生懸命鼻で呼吸しながら、じゅぶじゅぶとスライドする。
 脈動するそれの射精はもう直ぐ。
 動きを早めて快感を強めてく。
「う、あ、止まんな、よ」
 祥里の両手が頭を撫でるように掴む。
 床についた膝が痛いけど、夢中になって頭を動かした。
 ドクッと震えた後で、喉の奥に粘りつくように発射される。
 ごく、ごくといやに響く音を立てながら飲む。
 余韻のように先端から出てくるサラついた液も舐めとって、ぐにゃりとしたそれから口を外した。
 はーっ、はーっと二人分の呼吸が響く。
 両手でぐしゃぐしゃと髪を撫でられる。
「洗わないとな……」
 祥里はそう独り言のように言うと、立ち上がって浴室に向かった。
 安堵して口を拭ってから、テーブルの上のティッシュを探して手を動かしていると、祥里が振り返って言った。
「今夜は九時までに帰るから。毛でも剃って待ってろよ」
 体が止まる。
 唾液に濡れた頬。
 首筋に伝った精液。
 早く、拭かないと。
 でも、今夜。
 今夜、祥里に抱かれるんだ。
 二度と、ないと思ってたのに。
 今朝までハヤテの腕の中にいたのに。
 なんで、別れようって言葉が出なかったの。
 なんで、約束なんて。
 なんで。
 答えのない問いが駆け巡る。
 なんとかティッシュを摘まみ取って、顔を拭う。
 それからショーツを見下ろした。

 なんで、私……
 あんなフェラで濡れてるんだろう。
/143ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ