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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第36章 芽衣 31歳
「んっ、んっ、富山く~ん…あなたの好きに動いてぇ、突いて…ほしいの」
「くっ…奥さぁん…」
ゆっくり、恐る恐ると言った感じで
彼が腰を跳ね上げる。
はじめは気遣うように、ゆっくりと。
けれど中で擦れ合うのが気持ちよくて、
その動きはだんだんと速さを増してくる。
「あっ、あ、あっ、イイ…富山くぅん…」
「っあ、ごめん、奥さん、止まらな、い…」
「うん、突いて、いっぱい、ああぁっ」
そこからはもうお互いに止められなかった。
パンパンと腰を打ち付けられ、ただひたすら快感を追い求めて腰の動きが止まらない。
「あっ、ダメ、も、もうイッちゃ」
「っ、僕も…っもう!」
彼の腰の動きが速まって、
射精の瞬間が近づいているのが分かる。
「奥さん…一緒に…イこ…」
「あぁっ!いいわぁ!、来て!っあああ…っ!」
一緒に逝きたくてグッと膣を締めた瞬間、
下からズン!!と突き上げられて奥の奥まで突き刺さると同時に逝けた。
私のお腹の中で、
どくどくと富山くんの熱い精液がゴムの中に注ぎ込まれている。
幸せで、涙が出そうになった。
「あなた…好き…」
「奥さん…僕も好きです。愛してます」
私たちは幸せで体を震わせながら、
ぎゅっと抱きしめ合った。
「どう?初めてセックスをした感想は?」
私はゴムを外しながら富山くんに感想を聞いてみました。
「すごく、気持ちよかったよ奥さん」
「よかった。もっと気持ちいいことをこれからもっとしていきましょうね」
チュッと唇を重ねながら、私たちは囁き合う。
こうして私と彼の初夜が終わりました。
これからもいっぱいエッチをして彼にいろんな経験をさせてあげたいと思うと幸福感でいっぱいになった。
第36章 完