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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第37章 マイカ 19歳
その男は突然、店にやって来た。
とにかく太っ腹な男で、この店のひと月分もの金額を一晩でお店に落としてくれた。
閉店間際になって、その男は店長に
「さて、どの娘を抱かせてくれるんだい?」と言い出した。
最初は「ここは、そういういかがわしいお店ではないので…」と断っていた店長でしたが
大金を積み上げられて態度が変わった。
「マイカ、この方に夜のお供をして差し上げなさい」
私は自分の耳を疑いました。
店長は大金欲しさに私を売ったのです。
しかし、日本からやって来たというその男は
私をホテルに連れ込んでも紳士でした。
売春宿に売られていった幼馴染みからは
外国からの観光客は言うに耐えないプレイで体を虐めてくると聞いていたのですが
その日本人は私を恋人のように大切に扱ってくれました。
ペニスもアメリカの黒人のようにデカくもなく
同じ東洋人として私のアソコにジャストフィットしました。
「君、え~と…名前は何て言ったかな?」
「マイカです」
「そうそう、マイカだったね
どうだい?私と結婚してくれないか?
それなりの支度金も支払うよ
多分、そのお金で家族は幸せになるはずだ」
夢のような話でした。
こちらで水商売を何年も勤めても稼げない大金を私は手にいれたのですから。