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第15章 卒業と始まり

「佐伯から今後の過ごし方を確認しなさい。
それと、今日は風呂に入っていいぞ。
場所も佐伯に聞きなさい」

「はい。ご主人様。
ありがとうございます」





『愛莉ちゃん、頑張ってるな』

「あぁ。ところで愛琉にも今日なのか？」

『愛琉には、ここに来る前に終わしてきた。
あいつの方がうるさかったよ』

「酷い兄貴だな。
愛琉を巻き込んだのはお前だろ？」

『そうだけど、あいつにとっては良かった事だろ？
純哉の元で幸せになってくれればいいさ！』


私の知らない会話。
この愛琉と呼ばれる子に会うのはもう少し後の事です。