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最愛の人
第15章 卒業と始まり
上へ戻るとご主人様に、寝室へ行こうと鎖を引かれます。


「愛莉、見習い期間のご褒美をあげるよ。
今夜だけ美鈴に戻るかい?
それとも愛莉として抱かれるかい?
今日だけは愛莉に選ばせてあげる。
どうする?」

「ご主人様……私は愛莉です。
美鈴の名は棄てました。
愛莉としてお躾下さい」

「本当にいいのか?」

「はい。ご主人様。
でも……もしもお許しを頂けるのでしたら、お聞きしたいことがあります」

「許そう」


私は愛莉を選びました。
この約3ヶ月、愛莉として頑張ってきたのですから…
そしてそのご褒美なら、愛莉として躾て貰いたいと心から思ったのでした。
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