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最愛の人
第20章 愛里さん
病院に着くと、高木様が待っていて処置室へ通されました。

『海斗、愛莉ちゃんをここへ』

「和斗頼むな…」


処置室のベットに寝かされた愛莉を包むシーツを捲ると、高木様は息をのみました。

『海斗!お前やりすぎだ!』

「わかってる。
だけど、止まらなかったんだ…」

『お前まだ、あの事を引きずってるのか?』

「わからない。
とにかく、愛莉を頼む」

『わかった』
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