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最愛の人
第24章 美鈴
「海斗さん、おはようございます」

「よし!
今日は、朝食を食べたら出掛けよう。
まずは美鈴のお母さんのお墓参りに行こう。
行きたかっただろう?」

「……ひっく……
もう…母の…所には行けない…のか…って…思っていて…
うれしいです!」


海斗さんはぎゅーっと抱き締めて背中をトントンとしてくれました。

「ごめんな?
美鈴がそんなふうに考えてたなんて知らなかったよ…
お前が美鈴でも愛莉でも、お母さんのところに行っていいんだ。
それくらいは許すさ!」
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