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最愛の人
第39章 悲劇
『海斗!佐伯も一緒だし!
あんたたち携帯持ってないわけ?
ずっと杉と私で電話してんだけど!』
「冴子さん?
電話なんてきてないですよ?」
『はぁ?
ほら!これを見なさいよ!』
いきなり入ってきた冴子さんの携帯画面を見ると…
俺と佐伯への発信履歴がズラリ。
だが、俺の携帯へは着信はない。
「佐伯、調べてくれ」
『ただちに!』
『そんなことより!愛莉から聞いたんでしょ?
なんで喜んでないのよ!』
『?なんの話です?』
『はぁ?
愛莉から聞いてないの?』
『藤田、こいつらは聞いてないよ。
そして、聞くこともできない』
『土井、その呼び方!
まぁいいわ、どういうこと?』
『海斗、おまえここでどんな話をしていた?
愛莉が聞いてマズイ話をしていなかったか?』
「………まさか……
愛莉が聞いていたのか?」
『確信はない。
だが、これを見る限りおそらくはそうだろうな』
莉華が持っていた物を受け取ると……
1枚の紙とピアス。
「冴子さん。
愛莉の身に何があったんですか?」
『はぁ………
愛莉は妊娠したわよ』
あんたたち携帯持ってないわけ?
ずっと杉と私で電話してんだけど!』
「冴子さん?
電話なんてきてないですよ?」
『はぁ?
ほら!これを見なさいよ!』
いきなり入ってきた冴子さんの携帯画面を見ると…
俺と佐伯への発信履歴がズラリ。
だが、俺の携帯へは着信はない。
「佐伯、調べてくれ」
『ただちに!』
『そんなことより!愛莉から聞いたんでしょ?
なんで喜んでないのよ!』
『?なんの話です?』
『はぁ?
愛莉から聞いてないの?』
『藤田、こいつらは聞いてないよ。
そして、聞くこともできない』
『土井、その呼び方!
まぁいいわ、どういうこと?』
『海斗、おまえここでどんな話をしていた?
愛莉が聞いてマズイ話をしていなかったか?』
「………まさか……
愛莉が聞いていたのか?」
『確信はない。
だが、これを見る限りおそらくはそうだろうな』
莉華が持っていた物を受け取ると……
1枚の紙とピアス。
「冴子さん。
愛莉の身に何があったんですか?」
『はぁ………
愛莉は妊娠したわよ』