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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第7章 『静と言う名の女とオムライス』
『仁君は、クラスの人気者なのね…』と
そんな風に…静は笑って居たのだが。
マリオカートで遊んで、友人達が帰った後に
『仁君、ちょっと…いいかな?こっち…来て』
静から話があるのと言われて
静が親父と使って居る寝室に招き入れられた。
親父からは、ここには入るなと
真由美が来てから言われてたから。
この部屋に…僕が入ったのは、
お袋が居た頃以来だった。
こっちと…寝室の壁際にある、
白いチェストの方に仁を呼び寄せると、
静が白いチェストの前に座った。
ガラ…っと音を立てながら
チェストの引き出しを開いて。
『仁君、これ…見てくれる?』
仁にその引き出しの中を見る様に促して来た。
そこには…赤やピンクや…黄色に…黒の…。
色とりどりなお花畑のみたいになった、
静が使って居るブラとショーツのセットが
綺麗に几帳面な静らしく、
色ごとに分けて折りたたまれて入って居て。
その…一部が…少し…、
不自然に乱れている…のに気が付いた。
乱れてる…だけじゃなくて、
不自然な…隙間が…出来ていた。
『静さん…これ…ッ、下着…』
『あのね…、仁君のお友達を疑うのは
良くないとは…、私も…思うんだけどね…?』