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第11章 『短小バツ１の５０代のスーパー店長』

美幸が木下を案内して、
リビングへと招き入れて。
ソファに座る様に促すと。キッチンへと
お茶を淹れに向かったを確認して。

「白鳥さん聞こえますか？
ちゃんとこちらから会話も全部
確認できてますので…、打ち合わせの通りに…」

「（そうね…、今日で…最後だからって…
仁君が…言ってくれた…し…頑張る…わ…）」

そう緊張した様子の美幸の声が聞こえて来て。
真奈美は仁が…こっちに戻って来るのを…
今か今かと…
落ち着かない気持ちで待っていたのだが。

美幸が…お茶を２つ用意して、
木下の待つリビングへと移動する。

「すいません…、
大した茶葉では…無いのですが…どうぞ…」

「いえいえ、すいません…。
ありがたく頂きます」

「その…、今日は…木下店長に…
ご相談したい事が…ありまして…ッ」

そう…美幸が…
打ち合わせをした通りに話を切り出すが。

それ以上の…言葉が…続けられずに
…言葉を濁してしまって居て。

本人を目の前にして

パニックになってしまったのだろうか…と。

その様子を…、真奈美は

ディスプレイを内村と見ながら見守って居た。