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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第13章 『夫婦円満本舗の慰安旅行』
のんびりと…丸い形の
ゴンドラみたいなのに乗り込んで、
流れるままにゆっくりとファンタジーの世界を
楽しめる様なファンタジークルーズを楽しんだり。

フリーパスだからと…乗り物をあれこれと
全部制覇する勢いで楽しんで居たら。
お昼の時間になっていた様で。

『んっ…、真奈美ちゃん、大変。
遊ぶのに集中してたら、こんな時間になってるし。
真奈美ちゃん、乗り物の
残りは…お昼食べてからにしようよ』

そう声を掛けられて、
お腹が空いている事を思い出して。
時間を確認したら13時過ぎていて。

通りで…お腹が空くわけだと思ったのだけど。
近くにあったハンバーガーのレストランに入って。
テーマパーク価格の、テーマパークの味のする
ハンバーガーでお昼を済ませると。

中央に大きなティーポットがあって、
カラフルなティーカップ達が廻って居る。
コーヒーカップがあって。

仁さんが嬉しそうにして、
張り切って回し過ぎて。
食後一番に…そんな事をした物だから、
若干グロッキーになった様で。

「仁さん…があんなにコーヒーカップ
回すからこうなるんですよ?
自業自得です…、仁さん、大丈夫ですか?」

『うん、ちょっと…休ませて…
んでから、あれにでも…乗る?』

そう言いながら指差して来たのが、
その隣にあった。これまた遊園地の定番の
ぐるぐる回るタイプのブランコみたいなやつで。

カラフルな椅子が、ケーブルの先に付いてるのだが。

『1人用と2人用があるの、僕初めて見たかも』

近くにあるベンチに座って休みながら
仁がそう言った。

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