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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第13章 『夫婦円満本舗の慰安旅行』
開園してすぐに行った、
サファリのエリアも見えている。

仁さんがニヤニヤしながら、
私がカピバラさん達に
包囲されていた辺りを指差して来て。

こっちの事を蒸し返して揶揄って来るから。
こっちも怒るしかないのだけども。

「あの…仁さん…
今日は…その、楽しかったです…」

ゴンドラの外には、今日乗った
アトラクションが見えていて。

あれも乗ったな、あっちも乗ったなって。
そんな事を考えながら見降ろして居ると。

それぞれのアトラクションに乗った時の、
記憶が自分の脳内で再生されていて。

随分と…今日1日だけで
仁さんとの思い出が…自分の中に…
出来たのだな…と、そんな風に感じて居た。

『まぁ、真奈美ちゃんに
今日は、楽しんでもらうのが
この慰安旅行の目的だからね。
真奈美ちゃんの日頃の労を労うための物だし。
楽しんで貰えたんだったら、良かったけどね』

観覧車の後には、遊園地のエリアを
入って来た入口のゲートのある方へと戻って来て。
遊園地にはお約束のゲームコーナーで
ちょっとしたゲームをして楽しんで。

それから、姫島サファリパークの
オリジナルフレームのがある。
プリクラを撮ろうと言われたので。
しぶしぶそれに応じる事にして。

出口のゲートの前にある、
お土産売り場に2人で入った。

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