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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第13章 『夫婦円満本舗の慰安旅行』
「え?でも…そんな…何回も
慰安旅行は…出来ませんよ?仁さん」
『だから、今日は慰安旅行だけど。
今度来る時は…その…ビリフレだっけ?
それで本舗のとしてじゃなくて
一緒に旅行に来たら良いでしょって話』
「仁さん……良いんですか?」
一緒に湯船に浸かっていた真奈美が、
驚いた様な顔をして、大きな目を
更に大きくしながらこっちの顔を見ていて。
『悪いも…いいも、ダメもさ…。
僕も…ずっと…こうしてても…
言い訳じゃないしね…。
ずっと…こうしてても、
萌花に笑われるだけだしね…』
「ゆっくりで…良いですよ…、仁さん」
『そっちは…
ゆっくりでも良いかもだけど。
こっちはそろそろ…中に戻ろうか?
このままだと、長湯し過ぎて
のぼせちゃいそうだしね』
2人で…一緒に露天風呂を楽しんで、
のぼせる手前で中に戻ると
脱いだ浴衣を着直した。
洋室になっている部分には、
シングルベッドが2台
ハリウッドツインに
なって設置されているのだが…。
『ねぇ、真奈美ちゃん…さぁ
ちょっと…仁さんのベッドにさ
領土侵犯してない?さっきから』
「こっ…これは…あれです…。
ビリフレでもあるし、オフレでもあるし
その、ソフレ……も、
兼ねても良いかなぁ~って、だけです」