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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第15章 『仁さんの…入院生活』
その若い看護師さんが言うには
主治医から許可が出ているので。
傷に…水を通さない保護フィルム
みたいなのを貼って、
シャワーをして貰っていいとの事で。
『はい…、じゃあ、シャワーしたい時に
ナースステーションで、
看護師さんに声掛けたら良いんですね?』
「はい!そうです。よろしくお願いします」
もう…普通に食事も食べられるから
昨日までしてた点滴も抜いて貰って。
『これで、…腕が自由に使えますね…』
その日は…警察官が…僕が
あの男に刺された時の状況とかを
聞き取りをしに面会に来て。
その面会が済んでから、
言われた通りに保護材を貼って貰って。
シャワーを浴びて…やっぱり
昨日身体は拭いて貰ったけど。
シャワーで流すと…すっきりするなと。
そんな事を仁は考えていて。
シャワーの後に、創部の
保護してるドレッシング材を
貼り変えてもらった。
その日も…入り浸りビリフレは、
僕の世話をあれこれと
焼こうとしてくれていて。
僕は…傷があるだけで、
別に身体は、五体満足なんだし
自分の事は自分で出来るからと言うも。
真奈美ちゃんは…僕があの男に
刺されたのは…自分の所為だって
そんな風に思ってるんだろう…けど…。