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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第18章 『遊亀美月の決別と決断』
そのお酒の席で、なら…うちの会社の
遊亀君と言う子はどうだい?と
主人の事を勧めて来たのだそうです。
先に家の両親が、主人の会社に
行った時に主人を見て、
主人の事を気に入った…様で。
当時…26歳だった私に、
お前より3つほど年下だが
いい子が居るんだよ…と言って来て。
ホテルの…レストランの個室で、
あっちの社長さん夫妻と…主人と
うちの両親と、私…の6人で
顔合わせの様な…見合いの様な
そんな食事会をしたのが…出会い…。
女子中、女子高、女子大と…、
男性とお付き合いらしいお付き合いを
全く…した事が無かった私は…。
じゃあ、とりあえず…
1度…デートだけでも…と。
こっちに笑顔を向けてくれた、
主人に……気が付けば…私は
自然と心を奪われてしまっていて。
何度か…、デートを重ねて。
お付き合いを始めた後も、
主人は…正樹はとても…
女性の扱いがスマートで…。
私が…年齢は26歳だけど、
男性経験がないと…打ち明けた所。
慌てなくていいと…言ってくれて。
その当時の私は、友人達が
赤裸々に話をしていた男性とは
この目の前の…彼は、正樹さんは
全然違うのだと…、そう思って居て。