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第18章 『遊亀美月の決別と決断』

天の神様…は、
ご存じだったのか…とか
運命の悪戯…なのか、
はたまた、これも宿命だったのか。

「……森園美海を振った、
生田港斗と、伊藤雄介の元カノの
友坂巴は……親密な関係にある様です…」

『え？ちょっと待って…、真奈美ちゃん。
えっと…、確かさ、僕の記憶があってれば
生田港斗って…森園美海と同じ２４だよね？
そんでから…、友坂巴の方は…
伊藤雄介の３つ…年下だから…３６…じゃ』

「ええ、だから…１２歳の離れた
年の差カップルみたいですよ？
……丁度、生田港斗が…今年の４月に
友坂巴の住んでいる近くのアパートに
引っ越した様で、…２人は同じ
徒歩圏にあるスポーツジムに通って居ます」

『真奈美ちゃん…、調べてくれて
ありがとう。もうその２人の事は良いよ。
そっちの心配はしなくても…
大丈夫そうだしね…。
でも…良かった…。友坂巴の方は
突然捨てられたみたいな感じだったし。
伊藤雄介とは８年も
交際してたみたいだったからさ。
３６歳からじゃ…婚活も…厳しいし…』

「捨てる神あれば拾う神あり……ですよ？」

『なるほどね…、友坂巴を拾ったのは
あの森園美海を袖にし続けた
生田港斗だったと。
こんな…ドラマみたいな事って
実際にあるもんなんだねぇ。
仁さんも素直にびっくりだわ』