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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第21章 『白鳥美幸のその後』



その…愛するご主人との…、

デートの待ち合わせをしていた

いつもの喫茶店の…、

いつもの席に座って。

いつもの…を飲みながら…。

今日の美幸さんは、ご主人ではなくて
僕が…ここに来るのを…待っていた…のか…。


『そうだったんですね…。
じゃあ、この喫茶店は
美幸さんと美幸さんのご主人との…
思い出の…お店だった…と…』

「でも……、あの人が亡くなってから
エルムに来るのは…、初めて…なの。
お店のマスターも…3年前に
亡くなったみたいで…、今は…
息子さんが…お店を継いでるみたい…」

美幸が…そう仁に話をしながら、
その…20年ほど前の事を
思い返している様だった。

『美幸さん、ここを…出る前に…、
もう一度本日のご依頼内容を…
確認させて頂いてよろしいですか?
本日のご依頼の方は…、
同伴外出…デート付きのプランで…
内容の方は…良かったですよね?』

今日の依頼は…ある場所に…僕に

連れて行って欲しい…と言う事だった。


美幸さんからの毎月の依頼は…、

…性行為…のみ…だけを

ご自宅か…近くにあるラブホテルで…。

もしくは…本舗のあの…ヤリ部屋で…

と言う…依頼…だったのだが。


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