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ブルマー狩りの季節
第9章 柿谷早苗のブルマー【遊戯・四】
続けて私は、私が早苗のことを――皮肉的な意味合いで――“真面目”と思ったその理由を、早苗に述べた。

「早苗は“真面目”だから、感じると愚直なまでに、イヤらしい声を出す……」

そう言って、ここに至るまでの私の愛撫で、早苗が既に相当な喘ぎ声を漏らしていることを指摘した後、その先にある結論を、端的に述べた。

「早苗は――スケベ、だな……?」

早苗は押し黙っていた――そんな早苗の、何かしらの反論もしない態度は、好意的に捉えれば(私に対して)“素直”と言うことも出来よう。

が、私はその“素直”な態度をからかった。

私は笑いながら、早苗に言った。

「どうした?『私はスケベじゃありません』って言い返さないのか?自分が“スケベ”ってことを認めるんだな?」

そこで早苗は、例え一瞬でも沈黙してしまったことを悔やむような顔をして、何か言い返すべく口を開こうとした――それを遮って、私は独り言のように呟いた。

「まあ、これだけビンビンに勃起した乳首を二つ並べて、『私はスケベじゃありません』って言われても、説得力がないよな……?」

然る後、同意を求めて早苗に聞いた。

「早苗もそう思うだろ?」

しかし早苗はまた、押し黙ったままだった。

そして私は早苗に聞いた。

「早苗……そろそろ、“オマ×コ”って、言えるだろう?」

そこで早苗は、私が繰り出しているこの愛撫が、“遊戯”の一環であることを、改めて思い起こしたようだった。

その顔を微かに強張らせつつ、早苗は答えた。

「いっ、言えま……せんっ……」

――ものの、その声が消え入るように小さかった。

その消え入るような声が、『もしかしたら、言ってしまうかも知れない』という不安、言い換えれば『言えない』ことに対しての、早苗の自信の無さを明確に表しているように、私には思われた。

私は確信した――早苗はきっともうすぐ、その卑猥な単語を口に出す。


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