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第7章 　添い寝

蒸し暑い夜だった。
外は大気が不安定なのだろう。

激しい雷雨になっていた。
雨音で目が覚めるほどだ。

そんな激しい雨が降っていた夜のことだった。
僕はエアコンのタイマーを付けてベッドで寝ていた。

エアコンが利くとだいぶ涼しくなって寝苦しさも解消される様だった。
激しい雨音がする中、やっと眠りについた時だ。

僕は寝ぼけながら寝返りを打った。
そして、体の向きを変えた。

何気に横を見たのだ。
するとどうだろう。

妹の千尋が僕のベッドの横で眠っているではないか。
驚いたのは言うまでもない。

僕はベッドから飛び起きてしまった。

「ち、千尋、ここで何してるんだ？」
「え？雷が怖いんだもん。お兄ちゃんと一緒に寝ようと思ったの」

「え？」

僕は言葉を失った。
この状況をどうしたら良いのだろうか。

それを、考えていた。
千尋はやけに雷を怖がっている様だった。