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Dear.M ~例えばこんな風に貴女を壊す~
第4章 お隣さん
ここのところ毎週木曜日にブログ更新というのがルーティンとなっていた。
即ち、私は夫と毎週水曜日の夜にセックスをする。
生理が予定よりも早かったり、夫の出張などのイレギュラーがない限り木曜日の朝に私の赤裸々日記は更新されていくのだ。

たまに1日ずれたり、一週飛ばしたりするとコメント欄の常連さん達から

『あれ?今日木曜でしたっけ?』

『カレンダー代わりにしてたので調子狂う(笑)』

『週刊連載の赤裸々日記がないと淋しいです』

などとコメントのネタにされていた。
それに私もコメント返す。

『そろそろ来そうだからフライング(笑)』

『いつものエチエチ日記じゃなくてごめんねぇ』

だから私も夫には極力水曜日の夜に抱いてもらっていた。
あからさまに誘うことはしない。
ちょっと露出の多い服を着てみたり、
必要以上にボディタッチを増やしたり、
精のつく料理を作ったり。

今日は水曜日、夫も早めに帰ると言っていた。
普段は子供のリクエストに応えることが多いのだが、

【レバニラとかにしよっかな……】

ダイニングで浮わついた気持ちで献立を考えていた。
テーブルのスマホが着信に震える。
平日のこの時間、もしやと勘が働く。
伏せていたスマホを手にすると予感は的中した。

保育園からの電話。

「はい、来栖です……」

保育士さんからの説明に私はすぐにカーディガンを羽織り家を飛び出した。
次男が発熱したらしい。
駐車場から車で保育園まで迎えに行く。
長男の時もそうだったが幼い時期の男の子は時折、急に熱を出したりする。
大したことないと思いながらも、我が子が辛い思いをしてると思えば一刻も早く駆けつけたいと願うものだ。

保育士さんから説明を受けて、お礼を言うと車に向かった。
大地を後部座席に座らせる。

「すぐお家に帰るからいい子しててね……」

大地は顔を真っ赤にしてしんどそうだ。
それでもママの言葉に笑みを浮かべ頷いてくれる。

車を走らせながら、かかりつけ医に電話をした。
すぐに連れて来いと言われて少しホッとする。

【でも、困ったな…大空がもうじき帰ってくる時間だ……】

夫に連絡をしようかと悩む。
彼は今日早く帰ろうと今頃頑張っているはずだ。
私は病院に直行するのを諦め、一旦マンションに戻ることにした。

「さぁ、着いたよ…お家でゴロンしようねぇ……」
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