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Dear.M ~例えばこんな風に貴女を壊す~
第8章 アイスクリームとUFO
今年の梅雨はどうやら空梅雨のようだ。
降るときはゲリラ豪雨のような激しさなのだが、長くは続かない。
今日みたいに晴れの日が多い。
美海さんとのアナルプレイ以来ワタシたちは落ち着いていた。
いや、落ち着いているというのとは違う。
信頼しきっているというか、どうやらお互いに本気になったというのが正解だった。
積極的に時間も作るようになっていた。
朝、ワタシの出勤にあわせての短い抱擁とキスは日常化している。
お茶会だって週一催し、肌を重ねている。
もちろん、美海さんはブログを続けている。
だが、毎週綴られていた夫婦の日記は最近更新されていない。
短編小説的な、オナネタは相変わらず人気だった。
ワタシも黒猫として、コメントを寄せている。
ある日のお茶会のベッドの中、
ワタシは美海さんにカマをかけられた。
「もう…黒猫さんは今日は甘えん坊だね……」
「だって美海さんが…ワタシばっかり逝かすんだもん……」
ワタシはハッとして、美海さんはニヤニヤとする。
「いつから知ってたの?……」
「だって天音…私が玩具使ってるの、言ってもないのに知ってたでしょ?…それにブログにコメントしてくるタイミングとか?……やっぱり黒猫さんなんだね……天音こそ、いつから読んでたの?……」
怒られるかと思ったが、美海さんはワタシを包み込むように抱いてくれた。
「出会ってけっこう最初の方から…黙っててごめんなさい……」
天音は素直に謝ってきた。
私こそ、きっと辛い想いをさせてたんだと思う。
私たちは完全に恋人になっている。
私に夫がいるというのは解りきってることとはいえ、
毎週のように夫婦の赤裸々なセックス日記を読み続けてきたのだ。
それでも私を好きと言ってくれる天音が可愛くないわけがない。
そして、同窓会の時の私への怒りと浮気に確信を持っていたことも納得がいった。
「ねぇ…天音…もう読まないでよ……」
「いやだ…美海さんが知らないところで他の人と愉しくエッチな話で盛り上がってるの…いやだもん……」
【だから読むなって言ってるのに……】
「ブログ…やめて欲しい?……」
ワタシは埋めていた乳房から顔を上げると、
ブンブンと首を横に振った。
「違うの…ワタシはずっと美海さんと一緒に居られるわけじゃない……だから美海さんにはこれからも美海さんで居て欲しいの……」
降るときはゲリラ豪雨のような激しさなのだが、長くは続かない。
今日みたいに晴れの日が多い。
美海さんとのアナルプレイ以来ワタシたちは落ち着いていた。
いや、落ち着いているというのとは違う。
信頼しきっているというか、どうやらお互いに本気になったというのが正解だった。
積極的に時間も作るようになっていた。
朝、ワタシの出勤にあわせての短い抱擁とキスは日常化している。
お茶会だって週一催し、肌を重ねている。
もちろん、美海さんはブログを続けている。
だが、毎週綴られていた夫婦の日記は最近更新されていない。
短編小説的な、オナネタは相変わらず人気だった。
ワタシも黒猫として、コメントを寄せている。
ある日のお茶会のベッドの中、
ワタシは美海さんにカマをかけられた。
「もう…黒猫さんは今日は甘えん坊だね……」
「だって美海さんが…ワタシばっかり逝かすんだもん……」
ワタシはハッとして、美海さんはニヤニヤとする。
「いつから知ってたの?……」
「だって天音…私が玩具使ってるの、言ってもないのに知ってたでしょ?…それにブログにコメントしてくるタイミングとか?……やっぱり黒猫さんなんだね……天音こそ、いつから読んでたの?……」
怒られるかと思ったが、美海さんはワタシを包み込むように抱いてくれた。
「出会ってけっこう最初の方から…黙っててごめんなさい……」
天音は素直に謝ってきた。
私こそ、きっと辛い想いをさせてたんだと思う。
私たちは完全に恋人になっている。
私に夫がいるというのは解りきってることとはいえ、
毎週のように夫婦の赤裸々なセックス日記を読み続けてきたのだ。
それでも私を好きと言ってくれる天音が可愛くないわけがない。
そして、同窓会の時の私への怒りと浮気に確信を持っていたことも納得がいった。
「ねぇ…天音…もう読まないでよ……」
「いやだ…美海さんが知らないところで他の人と愉しくエッチな話で盛り上がってるの…いやだもん……」
【だから読むなって言ってるのに……】
「ブログ…やめて欲しい?……」
ワタシは埋めていた乳房から顔を上げると、
ブンブンと首を横に振った。
「違うの…ワタシはずっと美海さんと一緒に居られるわけじゃない……だから美海さんにはこれからも美海さんで居て欲しいの……」