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Dear.M ~例えばこんな風に貴女を壊す~
第4章 お隣さん
それからはL字の角で膝をくっつけそうになりながら、他愛もない会話に終止した。
美海は家族のことを、ワタシはもっぱら仕事の話をしていた。
美海の旦那が42歳で歳上なわりに甘えん坊だということや、ワタシの新しい上司はわりとイケオジだということなどなど…唇に触れるほどの刺激はない。
それに互いに秘めた欲望になど触れもしない。
でも単純に女二人のお喋りは楽しかった。
あっという間の2時間。
途中でコーヒーのお代わりもお願いした。
「もう、こんな時間…ごめんね天音さん…そろそろ大空が帰ってくるの……」
16時くらいに大空くんが幼稚園から帰ってくると、車に乗せて17時までに大地くんを迎えに保育園まで…が日常のパターンらしい。
「そうなんですね…ワタシこそ楽しくてついつい長居しちゃって……ご馳走さまでした……」
カップに残ったコーヒーを飲み干すと…
「あ、そうだ…ワタシが下までお迎えに行ってもいいですか?…大空くんにワタシも会いたいですし……」
「え?…いいの?……大空も喜ぶよきっと……」
「もちろん…美海さん、その間にここの片付けお願いしますね……」
ワタシはこの会話で今日の収穫は上々だと確信できた。
「じゃあ、お言葉に甘えて…これ鍵…勝手に入ってきて大丈夫だから……」
「わかりました…じゃあ、いってきますね……」
天音が出ていくと緊張が一気に解けていった。
身体が熱い。
彼女の触れた唇に触れてみる。
【たぶん…ううん…ちょっと濡れてる……】
勝負下着を着けていてよかったと思った。
それは単なる自己満足。
見せることなんてないことは解っている。
でも、こんなにドキドキさせてくれた彼女への礼儀としてよかったと思えた。
【私のネタになってくれてありがとう……】
気のいいお隣さんなんて思っているのだろう。
貞淑な人妻で母親だなんて思ってるんでしょ?
【私ね…貴女が思ってるよりずっと変態なんだよ……】
【あれは…やっぱりSなのかなぁ…でも、あの照れかたはMっぽいけどなぁ……】
ワタシはまだ美海を図りかねていた。
【まぁ…いっか……それこそ時間はたっぷりとあるし……】
「お帰りぃ…大空くんっ……」
「わぁ…天音ちゃんだぁ……」
ワタシは目線を併せて両手を広げる。
【ほんとに無邪気で可愛いな……】
「戻ろっか…ママが待ってるよ……」
美海は家族のことを、ワタシはもっぱら仕事の話をしていた。
美海の旦那が42歳で歳上なわりに甘えん坊だということや、ワタシの新しい上司はわりとイケオジだということなどなど…唇に触れるほどの刺激はない。
それに互いに秘めた欲望になど触れもしない。
でも単純に女二人のお喋りは楽しかった。
あっという間の2時間。
途中でコーヒーのお代わりもお願いした。
「もう、こんな時間…ごめんね天音さん…そろそろ大空が帰ってくるの……」
16時くらいに大空くんが幼稚園から帰ってくると、車に乗せて17時までに大地くんを迎えに保育園まで…が日常のパターンらしい。
「そうなんですね…ワタシこそ楽しくてついつい長居しちゃって……ご馳走さまでした……」
カップに残ったコーヒーを飲み干すと…
「あ、そうだ…ワタシが下までお迎えに行ってもいいですか?…大空くんにワタシも会いたいですし……」
「え?…いいの?……大空も喜ぶよきっと……」
「もちろん…美海さん、その間にここの片付けお願いしますね……」
ワタシはこの会話で今日の収穫は上々だと確信できた。
「じゃあ、お言葉に甘えて…これ鍵…勝手に入ってきて大丈夫だから……」
「わかりました…じゃあ、いってきますね……」
天音が出ていくと緊張が一気に解けていった。
身体が熱い。
彼女の触れた唇に触れてみる。
【たぶん…ううん…ちょっと濡れてる……】
勝負下着を着けていてよかったと思った。
それは単なる自己満足。
見せることなんてないことは解っている。
でも、こんなにドキドキさせてくれた彼女への礼儀としてよかったと思えた。
【私のネタになってくれてありがとう……】
気のいいお隣さんなんて思っているのだろう。
貞淑な人妻で母親だなんて思ってるんでしょ?
【私ね…貴女が思ってるよりずっと変態なんだよ……】
【あれは…やっぱりSなのかなぁ…でも、あの照れかたはMっぽいけどなぁ……】
ワタシはまだ美海を図りかねていた。
【まぁ…いっか……それこそ時間はたっぷりとあるし……】
「お帰りぃ…大空くんっ……」
「わぁ…天音ちゃんだぁ……」
ワタシは目線を併せて両手を広げる。
【ほんとに無邪気で可愛いな……】
「戻ろっか…ママが待ってるよ……」