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Dear.M ~例えばこんな風に貴女を壊す~
第5章 お友達
「お邪魔します……あれ?…なんだか疲れてませんか?……」

ワタシは玄関に入ると当たり前のように声をかけて…持参した紙袋を手渡した。
ワタシ達のお茶会のルールは交代で茶菓子を用意することになっていた。

「ありがと……うーん、ゴールデンウィーク疲れかなぁ……天音ちゃんも忙しかったんでしょ?……なんか元気だね……」

【そんなに離れてないとはいえ20代と30代の差かなぁ……】

と私は思い……

【美海さんとのお茶会の為に頑張ってたんだから……】

とワタシは思っていた。

「やっぱり気疲れですか?……」

「義両親だけならそうでもないけど…義姉のところも来ていてね…あっちの方が気を遣うのよ……」

「延期した方が良かったですか?……」

「まさか……わぁ、ジェラート…美味しそう…冷凍庫入れとくね……」

今日はドラマの観賞会を予定しているので午前中からお邪魔している。

「よかった…そこのお店も人気なんですよ……はい、これディスクです……ワタシがお茶淹れますね……」

「うん…じゃあセットしとくね……」

キッチンを勝手に使うところまでワタシは侵食していた。
まだ変化はある。
L字の角に座っていた美海さんはロングソファにワタシと並んで座るようになった。

そしてワタシは知っている。

仕事の日は旦那さんとお子さん達が出かけるよりワタシの方が少し遅い。
だから時折、美海さんとの朝のお喋りタイムが実現するのだ。
その時はだいたい美海さんはパンツルックなのだ。

でもお茶会の時はここのところずっとスカートを選んでいる。
更に朝会う時よりも、明らかにいい匂いをさせている。

【つまり…ワタシが来る前にシャワーを浴びている……】

前にも感じたがこうも毎回だと何かを期待しているんじゃないかと思えてくる。

【だったらもう少し隙をみせてよね……】

「今日は紅茶にしましたよ……」

「ありがと…じゃあ、早速再生するね……」

【そんなにドラマ楽しみにしてましたぁ?……】

提案したのはワタシだから文句は言えないのだが、少しお喋りしてからでもと思ってしまう。
それにワタシはこのタイムリープの学園もは視聴済みなのだ。

「わぁ…この子役の娘…大学生になったんだっけ?……」

【その通りでございますよ……】

ちょっとワタシは拗ねかけていた。
だが待ちに待った瞬間はすぐに訪れた。
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