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Dear.M ~例えばこんな風に貴女を壊す~
第5章 お友達
テレビから流れるストーリー、いきなり主人公の女教師が突き落とされて命を失うというショッキングな幕開けに美海さんは集中しているようだった。
ワタシはそんな横顔を盗み見ながら、リビングを見渡す。
【へぇ、Switchあるんだ…遊び盛りの男の子相手に大変そう……】
そんなことを思っていると、トンと肩に何かが乗った。
トリートメントの香りが鼻腔を擽る。
【そんなに疲れていたの?…まだ始まったばかりだよ……それとも眠ったふり?……】
どっちでも悪くない。
彼女の重みを感じていると…凭れかかる身体が熱を帯びてくる。
【本気で寝てる?……】
「美海さん……美海さん……」
静かに呼んでみる。
反応はない。
ワタシはテーブルのリモコンに手を伸ばして再生を止めた。
「ん……」
傾いた彼女の頭に頬を預ける。
しばしの幸せを堪能すると…また声をかけてみた。
やはり反応はない。
にんまりとワタシは微笑んでしまう。
彼女の頬に手を添えて、肩から落としていく。
ゆっくりと起こさないように、ワタシの胸を滑らせていく。
今日こそ、ショートパンツでくればよかったと後悔しながら、シフォンスカートの柔かな生地の上に着地させた。
「美海さん……起きないの?……」
「……ん…………」
閉じた唇が少し蠢くと、ワタシの太腿の上で頭をくねらすように心地いい角度を探していく。
どうやら、寝たふりではないらしい。
彼女の肩に左手を置くと掌でポン…ポン…ゆっくりとしたリズムを取る。
彼女の寝息が穏やかに深くなってきた。
【あぁ…無防備な寝顔…襲っちゃっていいですか?……】
お隣さんから、お隣さんでお友達に昇格したばかりなのに、もう一線を越えたくて仕方がない。
ここはもう少し我慢だと思いながら、テーブルに右手を伸ばした。
ワタシの胸の膨らみが彼女の頬に触れていく。
擦りつけたい衝動を抑えながら体勢を戻した。
【大丈夫…まだ眠っててね……】
ワタシの右手には彼女のスマホが握られている。
肩に置いていた左手は項垂れた彼女の右手をそっと包んだ。
【どれかなぁ?……】
人差し指を摘まむようにして、スマホに触れさせていく。
【無防備過ぎですよ…利き手の人差し指だなんて……】
一回目のチャレンジで指紋認証は敢えなくクリアできてしまった。
【へぇ…わりと小まめに履歴削除してるんだね……】
ワタシはそんな横顔を盗み見ながら、リビングを見渡す。
【へぇ、Switchあるんだ…遊び盛りの男の子相手に大変そう……】
そんなことを思っていると、トンと肩に何かが乗った。
トリートメントの香りが鼻腔を擽る。
【そんなに疲れていたの?…まだ始まったばかりだよ……それとも眠ったふり?……】
どっちでも悪くない。
彼女の重みを感じていると…凭れかかる身体が熱を帯びてくる。
【本気で寝てる?……】
「美海さん……美海さん……」
静かに呼んでみる。
反応はない。
ワタシはテーブルのリモコンに手を伸ばして再生を止めた。
「ん……」
傾いた彼女の頭に頬を預ける。
しばしの幸せを堪能すると…また声をかけてみた。
やはり反応はない。
にんまりとワタシは微笑んでしまう。
彼女の頬に手を添えて、肩から落としていく。
ゆっくりと起こさないように、ワタシの胸を滑らせていく。
今日こそ、ショートパンツでくればよかったと後悔しながら、シフォンスカートの柔かな生地の上に着地させた。
「美海さん……起きないの?……」
「……ん…………」
閉じた唇が少し蠢くと、ワタシの太腿の上で頭をくねらすように心地いい角度を探していく。
どうやら、寝たふりではないらしい。
彼女の肩に左手を置くと掌でポン…ポン…ゆっくりとしたリズムを取る。
彼女の寝息が穏やかに深くなってきた。
【あぁ…無防備な寝顔…襲っちゃっていいですか?……】
お隣さんから、お隣さんでお友達に昇格したばかりなのに、もう一線を越えたくて仕方がない。
ここはもう少し我慢だと思いながら、テーブルに右手を伸ばした。
ワタシの胸の膨らみが彼女の頬に触れていく。
擦りつけたい衝動を抑えながら体勢を戻した。
【大丈夫…まだ眠っててね……】
ワタシの右手には彼女のスマホが握られている。
肩に置いていた左手は項垂れた彼女の右手をそっと包んだ。
【どれかなぁ?……】
人差し指を摘まむようにして、スマホに触れさせていく。
【無防備過ぎですよ…利き手の人差し指だなんて……】
一回目のチャレンジで指紋認証は敢えなくクリアできてしまった。
【へぇ…わりと小まめに履歴削除してるんだね……】