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Dear.M ~例えばこんな風に貴女を壊す~
第2章 来栖美海という女
優しく撫でながら、またキス…。
夫の手が背中に回ってくる。
いつまでたってもぎこちない。
それがまた可愛い。

「外してあげようか?……」

「ううん…大丈夫…」

外されるとシャツごと捲り上げて、チュパチュパと音を立ててしゃぶり啜られていく。
子供達から取り返したとでも言いたいのか。
そして合図のように私もズボンの中に手を入れていく。
このチンポが大好きだ…。

夫は早漏気味だ。
だから慎重に触っていく。
サイズ的には大きい方だとは思う。
ちゃんと奥まで届かせてくれる。
それに根元が太いのも好きだ。
何よりちゃんと私を逝かせてくれる。

「舐めていい?…」

「っん…舐めてるじゃないっ……」

「下を舐めたい…」

「だめっ…私が先っ……」

身を起こして夫を脱がしにかかる。

「ママぁ……」

長男が寝ぼけ眼で入ってきた。
私は夫ごと布団を被った。

「大空ぁ、どうしたの?……」

息子はなんだか不思議そうに見てくる。

「また大地がグズってるよ…」

「そ、そうなんだ…うん、わかった…すぐ行くから……」

ここのところこのパターンが多い。
次男はまだ一人で寝るのは早いのかと心配にもなる。

夫と相談の結果、二段ベッドはリサイクルショップに売ることにした。
ほぼ新品、思ったよりも高く売れた。
それを元手に新しく夫婦のダブルベッドを購入。
私達が使っていたダブルベッドを子供部屋に持っていった。
それからというもの、次男がグズって起きることは激減した。
お兄ちゃんと一緒で安心できるのかもしれない。
でもママはなかなか離してもらえなくなっていた。

同じベッドに横になるということが、長男の甘えたも復活させたみたいだ。
夫婦の寝室に行くのが遅くなっていく。
それに不満などあるはずがない。
可愛い息子達がすり寄ってくるのだ、至福の時間だった。

それでグズり出したのは夫の方だった。
当然、朝から仕事の夫は私が寝室に来るのを待ちきれないらしい。
そっと子供部屋に忍び込んでくる。

「もう寝た?…」

子供達に向いて横になる私の背中に張りついて囁く。
もう手は胸をまさぐっている。

【またここでするつもり?……】

そうなのだ。
夫は子供の眠る傍らで求めてくるようになっていた。
最後までする時もあれば、誤射で終わる時もある。
まぁ、それは私のさじ加減一つなのだが…。
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