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Dear.M ~例えばこんな風に貴女を壊す~
第6章 蜜月
「アニメ視ながら食べようよ……」
大空くんの提案に同意すると、ワタシは大人げなくも子供達と席取り合戦で美海さんの左隣をキープした。
ロングソファに4人で並んで座る。
ワタシの隣に大空くんが、美海さんの向こう隣に大地くんが陣取った。
「ほら、みんないい子にして…牛乳溢さないでよ……」
「「「はーい……」」」
ワタシも子供達と一緒に元気よく返事をした。
「天音ちゃんはいいの……それにコーヒーでしょ……」
「わかんないですよ……いい子にできないかも……」
美海さんは苦笑いしながらリモコンを操作していく。
始まったアニメは流石に知らなかった。
深夜枠で流れてるアニメとはぜんぜん違うと思いながら、ワタシは大空くんの頭を撫でていく。
大空くんは嫌がることもなく、テレビを視ながらシュークリームを頬張っていく。
大地くんも同じようにしていて、兄弟なんだなと微笑ましくなった。
「ほら、大地…テレビ視るか食べるかどっちかにしなさい……」
美海さんはちゃんとママをしている。
テーブルの上のティッシュで大地くんの口を拭っていた。
お兄ちゃんの大空くんは上手に食べていた。
あっという間にペロリと食べ終るとアニメに集中していた。
ワタシは子供達の集中を削がないよう美海さんに囁いていく。
「美海さん……」
美海さんがこっちを見るのを待ってシュークリームを頬張った。
わざと大きな口で食べると、はみ出したカスタードクリームが唇にへばりつく。
ワタシは頬を突き出すようにアピールしていく。
「ほんとに子供みたい……」
美海さんがティッシュを抜き取ろうとすると、ワタシは首を横に振った。
【え?…だって……子供達が……】
私は大空と大地に視線をやると、身を乗り出してテレビに食いついていた。
そして、もう一度天音ちゃんを視る。
明らかにアピールしてくる。
私はそっと顔を近づけて、ぺろっと唇のクリームを舐め取った。
「ありがとうございます……美味しいですね……」
天音ちゃんは悪びれることなく呟いた。
「もう大人しくしてなきゃだめよ……」
私はドキドキしながら、一応嗜めてみる。
【大人しくなんてできるわけないじゃないですか……着替えまでしてもらったのに……】
おそらく夕食の仕度はこれからだ。
一緒に居られる時間はそう長くはない。
ワタシは躊躇などするつもりはなかった。
大空くんの提案に同意すると、ワタシは大人げなくも子供達と席取り合戦で美海さんの左隣をキープした。
ロングソファに4人で並んで座る。
ワタシの隣に大空くんが、美海さんの向こう隣に大地くんが陣取った。
「ほら、みんないい子にして…牛乳溢さないでよ……」
「「「はーい……」」」
ワタシも子供達と一緒に元気よく返事をした。
「天音ちゃんはいいの……それにコーヒーでしょ……」
「わかんないですよ……いい子にできないかも……」
美海さんは苦笑いしながらリモコンを操作していく。
始まったアニメは流石に知らなかった。
深夜枠で流れてるアニメとはぜんぜん違うと思いながら、ワタシは大空くんの頭を撫でていく。
大空くんは嫌がることもなく、テレビを視ながらシュークリームを頬張っていく。
大地くんも同じようにしていて、兄弟なんだなと微笑ましくなった。
「ほら、大地…テレビ視るか食べるかどっちかにしなさい……」
美海さんはちゃんとママをしている。
テーブルの上のティッシュで大地くんの口を拭っていた。
お兄ちゃんの大空くんは上手に食べていた。
あっという間にペロリと食べ終るとアニメに集中していた。
ワタシは子供達の集中を削がないよう美海さんに囁いていく。
「美海さん……」
美海さんがこっちを見るのを待ってシュークリームを頬張った。
わざと大きな口で食べると、はみ出したカスタードクリームが唇にへばりつく。
ワタシは頬を突き出すようにアピールしていく。
「ほんとに子供みたい……」
美海さんがティッシュを抜き取ろうとすると、ワタシは首を横に振った。
【え?…だって……子供達が……】
私は大空と大地に視線をやると、身を乗り出してテレビに食いついていた。
そして、もう一度天音ちゃんを視る。
明らかにアピールしてくる。
私はそっと顔を近づけて、ぺろっと唇のクリームを舐め取った。
「ありがとうございます……美味しいですね……」
天音ちゃんは悪びれることなく呟いた。
「もう大人しくしてなきゃだめよ……」
私はドキドキしながら、一応嗜めてみる。
【大人しくなんてできるわけないじゃないですか……着替えまでしてもらったのに……】
おそらく夕食の仕度はこれからだ。
一緒に居られる時間はそう長くはない。
ワタシは躊躇などするつもりはなかった。