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Dear.M ~例えばこんな風に貴女を壊す~
第7章 本気の代償
ワタシは少し前から美海さんのブログにメッセージを寄せていた。
ネットの世界に荒らしはつきものだ。
美海さんのブログでも例外ではない。
たまたま見つけた誹謗中傷。
ワタシはこれ幸いとDMを送った。
『大丈夫ですか?…あんなこと書かれて、気にする必要ありませんよ…ワタシは最近読み始めたばかりですが…Mさんのすっかりファンになってしまいました…これからも楽しみにしています…』
美海さんは、荒らしのコメントなども削除しない。
ブログの中ではやはりちょっとSっぽく振る舞っていて、そんなものどこ吹く風といった感じだ。
それがまた読者にとっては格好いいと思わせ、ファンを虜にさせている。
『ぜんぜん気にしてませんから…。寧ろ黒猫さんとお話しできて、アンニャローに感謝です…』
と、返信をくれた。
そう、ワタシはハンネを黒猫としてブログの中でも近づいていた。
あの、夫婦の赤裸々エロ日記にもコメントを寄せたこともある。
黒猫がワタシのことだとは気付きもしないだろう。
前回のお茶会から二日後。
ワタシはいつものように、出勤前に美海さんのブログチェックをしていた。
この日の更新は夫婦のことでも、オナネタ小説でもなかった。
初レビュー★★★★★
「なにこれ?……」
少し前まで美海さんは玩具を持っていないと公言していた。
それが遂に購入したらしい。
それも、それを使った感想をレポートするという内容だった。
【へぇ…即逝き…したんだ……】
来週は生理が来るからとお茶会はお休みだ。
美海さんにしてみたら、その前に逝き溜めでもしておきたかったのだろう。
「持ってないって言ってたのに……ほんとこの性欲お化けは……」
ワタシはコメントに、
『デビューおめでとうございます…』
と、投稿しつつ舌打ちしていた。
【次のお茶会は玩具を使おうと思ってたのに……美海さんに玩具の良さを教えてるのはワタシはだったのに……なに勝手に買って…使ってんのよ……】
しかも、クリを吸引するタイプ。
【ワタシのクンニより気持ち良かったんだ?……天音…天音って腰振って喘いでいたくせに…星五つって……】
常連さん達と玩具について語り合うコメントを見て、ワタシは妙に苛立っていた。
時計を見て、もう行かなきゃと玄関に向かった。
「おはよう…天音……」
美海さんが玄関ポーチから声をかけてきた。
ネットの世界に荒らしはつきものだ。
美海さんのブログでも例外ではない。
たまたま見つけた誹謗中傷。
ワタシはこれ幸いとDMを送った。
『大丈夫ですか?…あんなこと書かれて、気にする必要ありませんよ…ワタシは最近読み始めたばかりですが…Mさんのすっかりファンになってしまいました…これからも楽しみにしています…』
美海さんは、荒らしのコメントなども削除しない。
ブログの中ではやはりちょっとSっぽく振る舞っていて、そんなものどこ吹く風といった感じだ。
それがまた読者にとっては格好いいと思わせ、ファンを虜にさせている。
『ぜんぜん気にしてませんから…。寧ろ黒猫さんとお話しできて、アンニャローに感謝です…』
と、返信をくれた。
そう、ワタシはハンネを黒猫としてブログの中でも近づいていた。
あの、夫婦の赤裸々エロ日記にもコメントを寄せたこともある。
黒猫がワタシのことだとは気付きもしないだろう。
前回のお茶会から二日後。
ワタシはいつものように、出勤前に美海さんのブログチェックをしていた。
この日の更新は夫婦のことでも、オナネタ小説でもなかった。
初レビュー★★★★★
「なにこれ?……」
少し前まで美海さんは玩具を持っていないと公言していた。
それが遂に購入したらしい。
それも、それを使った感想をレポートするという内容だった。
【へぇ…即逝き…したんだ……】
来週は生理が来るからとお茶会はお休みだ。
美海さんにしてみたら、その前に逝き溜めでもしておきたかったのだろう。
「持ってないって言ってたのに……ほんとこの性欲お化けは……」
ワタシはコメントに、
『デビューおめでとうございます…』
と、投稿しつつ舌打ちしていた。
【次のお茶会は玩具を使おうと思ってたのに……美海さんに玩具の良さを教えてるのはワタシはだったのに……なに勝手に買って…使ってんのよ……】
しかも、クリを吸引するタイプ。
【ワタシのクンニより気持ち良かったんだ?……天音…天音って腰振って喘いでいたくせに…星五つって……】
常連さん達と玩具について語り合うコメントを見て、ワタシは妙に苛立っていた。
時計を見て、もう行かなきゃと玄関に向かった。
「おはよう…天音……」
美海さんが玄関ポーチから声をかけてきた。