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Dear.M ~例えばこんな風に貴女を壊す~
第7章 本気の代償
美海さんの声に笑顔で振り向く。
嫉妬の色を完全に消し去り、ポーチの扉越しに近づいていく。

「おはようございます……」

辺りを見渡して啄むだけのキスをする。

【スウェットか……】

旦那様と子供達を送り出してすぐしていた…。
そう思うと、ワタシは笑顔のまま、スウェットのウエストから手を突っ込んだ。
ショーツの下へと突っ込んだ指先で淫裂をまさぐった。

「ワタシの顔を視ただけでこんなにしてるの?……」

「ぅ、ぅん…でもだめだよ……こんなところで……」

【ウソつき…さっきまで玩具にクリを吸わせて、バイブでおまんこ掻き回してたくせに……】

【ごめん…天音……天音のことを想うと我慢できなくて……】

ワタシはすぐに手を引いた。

「あんまり…ソロばっかりしないでくださいね……」

もう一度、頬にキスをしてワタシはエレベーターへと向かっていく。

「ぅん…いってらっしゃい……」

【ぁぁ…本気になっちゃったな……ごめんね…美海さん……もう甘いだけじゃ済まないよ……】

ワタシは本気で好きになると、我慢が効かなくなる。
ワタシだけのモノにしたくなってしまう。
それだけならいい。
ワタシから離れられなくする為なら何だってしてしまう。
快楽地獄に堕とすだけじゃ気が済まない。

「嫌いにならないって信じてるよ……美海さん……」

エレベーターのボタンを押して、下へと動き出した箱の中…ワタシはそんなことを呟いた。

その週末は顔を会わすことはなかった。
美海さんのブログは更新されている。
黒猫のコメントにも返事をくれてる。

週が明けて、月曜の朝…挨拶代わりのキスをしていた。

「天音…生理来ちゃった…これが無ければお茶会したいのに……」

「ワタシはたぶん明日から……日曜は同窓会でしたっけ?……」

「うん…久しぶりだから楽しみ……生理も終わってるしね……」

「元カレ…会えるといいですね……」

「え?…もしかして心配してくれてる?……」

「してません…旦那様を裏切るようなことはしないでしょ……」

【天音が行くなって言ったら行かないのに……伝わるわけないか……】

「ちょっとは妬いてよ……」

【妬いてますよ…首輪をしてずっとワタシの部屋で飼ってあげたいくらいに……】

「はいはい…無事に帰って来るんですよ……」

頭を撫でて別れたのが、同窓会前に会った最後だった。
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