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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第26章 飛天の舞
 星座といえば、今更ながらにあの日の夜が思い出される。七月初旬、前王に初めて抱かれた日のことだ。あの夜、初めて伺候した王の寝所には見たこともない大きな寝台があり、余計に雪鈴を怯えさせた。




 純白で覆われた桁違いに大きな寝台の天蓋には、ありとあらゆる星座が水晶と金糸銀糸でちりばめられていて、見事なものだった。
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